XTMemo リスト表示と検索で管理するテキストファイルベースのメモソフト
XTMemoは、テキストファイルベースのシンプルな(でもかゆいところに手の届く)メモソフト(スクリーンショット)。
高林さんの横着プログラミング 第1回: Unixのメモ技術に刺激を受けて、テキストファイルにChangelog風のメモをつけていたのだが、僕はEmacs使いではないため、思ったほどハッピーになれなかった。特に、検索するときにファイルをエディタで開いて、Grep検索して・・・というのはわずらわしい。
シンプルで使い勝手のよいメモ管理ツールはないかと思っていたところ、XTMemoを発見した。
公式サイトを引用すると、次のような特徴がある。
- XTMemo はリスト表示/検索/テキスト形式での保存という特徴を持った、メモ管理ソフトです。
- 階層構造を廃し、2〜3個のテキストファイルでメモを管理し、検索によって過去のメモを探す、というようなシンプルな使い方を基本としています。
- タスクトレイに常駐し、ホットキーで素早く呼び出せます。
- ファイルはタブインデントされたテキスト形式で自動保存されます。
作者の方も、「「ChangeLogメモ」をつけているうちに、簡単な管理機能が欲しいと思って作り始め」たそうだ。
個人的には、最近の流行(はじめに検索ありき)をきっちりとおさえた以下の機能が気に入っている。
- 常に検索のためのテキストボックスが表示されている(スクリーンショット参照)
→必須要件。 - 検索したキーワードは「タブ」になり、フィルタとして機能する
→頻繁に検索するキーワードをあらかじめ登録しておき、動的に検索できる。
ただ、できれば改善してほしいのは以下の点。
- Ctrl+Sが検索に割り当てられている。
→セーブしようとCtrl+Sすると、検索のテキストボックスにフォーカスが移動してしまう・・ - 件名を本文とは別に入力する必要がある
→フォーカスを移動させるのが面倒なので、本文の1行目を件名として扱えるようにしてほしい
でも、実用には問題ないレベル。これからの「プラグインによる機能拡張」などにも期待したい。