福井銀、類推されやすい暗証番号を利用停止

福井銀行が、類推されやすい暗証番号を利用停止にする。新規登録を不可能にするのではなく、既存のキャッシュカードも含めて利用停止にする試み。銀行が(一部の人が対象であれ)「サービスレベルを低下させる」のは非常に珍しい。

暗証番号を記憶しずらいものにした場合、「キャッシュカードに暗証番号を直書き」するなど別のリスクを生むことが懸念される。銀行のリスクを利用者のリスクに転化する施策は受け入れられるのだろうか。利用者の反響を注視したい。

なお、対象となるのは

  • 「生年月日」
  • 「電話番号」の組合せ
  • 「同一数字」など

とのこと。

株式会社福井銀行(頭取 市橋七郎)は、偽造・盗難キャッシュカードによる被害が大きな社会問題となっている中、お客さまのご預金をお守りするために、生年月日など他人にわかりやすい暗証番号をご使用されている普通預金貯蓄預金キャッシュカードにつきまして、今般、ご利用を停止させていただくことといたしましたのでご連絡いたします。