秀丸エディタで eclipse や Visual Studio のようなリストボックスによる入力補完を実現するためには、CompleteXというマクロを導入すればよい。
ただし、現在βテスト中の秀丸の新バージョン(Ver6.5)では、入力補完が標準機能として提供されている。
某プロジェクトでJavaの開発からCの開発に移ったプログラマが、CのコーディングではEclipseのような自動補完がないので地味に生産性が低下していると話していたが、VimやEmacsを使えともいえないので、ためしに秀丸でできないか調べてみた。どちらもすぐに導入できて、非常に便利。
CompleteXでは割り当てたショートカットキーを押下するまで入力候補が表示されないのに対し、秀丸6.5では勝手に候補が表示されるため、後者のほうが便利。ただ、現時点ではあくまでβ版であるので利用は自己責任。
CompleteXの導入
- CompleteXのサイトからマクロをダウンロード
- 秀丸のマクロディレクトリにダウンロードしたファイルをコピー
- [マクロ(M)]-[マクロ登録(E)...] で CompleteX.mac を適当な番号に登録
- [その他(O)]-[キー割り当て(K)...] で適当なキーに割り当て
秀丸V6.5での単語補完機能の有効化
秀丸をインストールしただけでは、補完機能は有効になっていない。
- [ファイルタイプ別の設定]→[その他]→[単語補完] でファイルタイプごとに指定可能
なお、CompleteXも秀丸V6.5も「辞書補完モード(あらかじめ用意した辞書に定義された語を補完)」と「名前補完モード(編集中のファイル内で使われている単語を補完)」ができる。よく使う関数などはあらかじめ辞書ファイルに登録しておけばよいだろう。
Perl Hacks には、インストールされているPerlモジュールのリストをcronで定期的に作成し、Vimの辞書ファイルに登録するというHackが紹介されていた。