良いユースケースを書くコツ

米ラショナルソフトウェアの要求管理部門エバンジェリスト ジム・ヒューマン氏(Jim Heumann)の2003年のインタビューより抜粋。

http://farm1.static.flickr.com/83/229151765_76a4e1fcaf_m.jpg

http://www.atmarkit.co.jp/news/200301/22/rational.html

よいユースケースと悪いユースケース

良いユースケース

  • 機能要件を知るべき人々にとって円滑なコミュニケーションを可能にする
    • 理解しやすく、簡潔だが必要な情報は十分に盛り込まれている

悪いユースケース

機能要件をストーリーとして書き出す

  • ユースケースは機能要件をストーリーとして書き出すことが必要である。表(個条書き)のように書いてしまうのは簡単だが、それでは機能要求を十分に補完することは難しい。そのため、一貫した“話(ストリー)”として表現しなければならない。
  • 何がどうなったら、どうなるのか。これが起こらなかったら、何が起こるのか?

注意すること

  • 利害関係者(機能要求を直接提示する人物)の要求ではない“要求”は、ユースケースとして表現するべきではない。これはどこまで詳細に書くかという問題につながる。

スタイルが「統一されていること」が重要

  • ユースケースのスタイルは現在およそ30種類ほどあるが、どれが一番優れているかという議論には意味がない。スタイルが統一されているかどうかが重要