Ajaxの本質は非同期メッセージ型ウェブ・アプリケーション

中島聡氏のBlogよりメモ。ちょっと古いエントリですが。

第二世代のウェブ・アプリケーションのアーキテクチャーの本質は、XHTMLXMLJavascriptにあるのではない。その本質は、

  1. アプリケーションの明示的なインストールが必要ない。
  2. サーバーとの通信を非同期に実行することにより、通信遅延によりUIをブロックしない。
  3. サーバーとのやり取りは、RPCではなく、メッセージで行う。
  4. データ・バインディングはサーバー側ではなく、クライアント側で行う。
  5. UIにインテリジェンスがあり、ある程度はサーバーに戻らずにユーザーとやり取りをする。

の5点にある。この5点さえしっかりと守れば、開発言語はJavaであろうとFlashであろうとも良いし、サーバーとのメッセージにXMLを使わなくともかまわない。その意味で言うと、Ajaxという名前(J=Javascript、x=XML)がそもそもふさわしくしくないとも言える。単に、「非同期メッセージ型ウェブ・アプリケーション(Asynchronous Message-driven Web Application)」と呼ぶ方がずっと明確だし、特定の言語にしばられなくて済む。


Ajaxの本質、「非同期メッセージ型ウェブ・アプリケーション」のススメ(Life is beautiful)