ボレーレ仕様テンプレート

テンプレートは、

  • 制約
  • 機能要件
  • 非機能要件
  • プロジェクトの課題

の4つに分けられる。

制約は要件ではないが、システムに対する要件と結果に強く影響する課題となるものである。制約には、システムの目的や目標とするユーザなどといった課題をカバーする。

機能要件、非機能要件には、

  • システムの製作者が正確に何を構築すべきかが分かり
  • 出来上がったシステムのそれぞれの機能をどのようにテストする予定かが分かる

レベルの詳細さで記述される。

プロジェクト課題は、システムに対する要件ではないが、システムの実現のためには必ず直面しなければならない課題である。この部分には、要件予備軍(システムの初版に入れる予定のない要件を蓄えておく場所)も含まれている。

ボレーレ仕様テンプレート

システム制約

  1. システムの目的
  2. 依頼主、顧客、その他の決定者
  3. システムのユーザ
  4. 要件制約
  5. 命名法と定義
  6. 関連事実
  7. 仮定

機能要件

  1. システムの範囲
  2. 機能およびデータ要件

非機能要件

  1. ルック・アンド・フィール要件
  2. 使用性要件
  3. パフォーマンス要件
  4. 運用・操作要件
  5. 保守性および可搬性要件
  6. セキュリティ要件
  7. 文化的および政治的要件
  8. 法的要件

プロジェクト課題

  1. 未解決課題
  2. 既成品による解決策
  3. 新たな問題
  4. 必要作業
  5. 本番稼動
  6. リスク
  7. コスト
  8. ユーザ向け資料の作成
  9. 要件予備軍

ボレーレ・シェルを使用した機能要件

要件を完全なものにするためには、次のことをしなければならない。

  • 識別番号をつける
  • この機能を引き出すもととなった、ユース・ケースまたはビジネス事象を明記する
  • 内容を書く
  • 理由が自明でなければそれを明記する
  • 出所を明らかにする
  • 適合基準を加える
  • 分かっている競合関係があればすべて記載する
  • 有効な参考資料を入れる
  • 内容
  • 理由
  • 要求元
  • 適合基準
  • 顧客満足度
  • 顧客不満足度
  • 依存関係
  • 競合関係
  • 関連資料
  • 履歴


要件プロセス完全修得法

要件プロセス完全修得法