Selenium の覚書

Seleniumのコマンドは、Action/Assertion/Accesserの3つに分類される

  • Action:何らかの操作を行うコマンド(open、type、clickAndWaitなど)
  • Assertion:検証を行うコマンド(verifyTextPresentなど)
  • Accesser:画面の特定の要素を変数に保存するコマンド

Action

  • Actionの多くは「click」に対する「clickAndWait」のように、「AndWait」をつけることで実行した後にページが遷移するのを待つことができる

Assertion

  • AssertとVerifyのちがい
    • Assertは検証に失敗した場合、テストの実行を停止する
    • Verifyは健勝に失敗した場合もテストを継続する

エレメントロケータ(Element Locator)

  • 画面上の要素を特定するための文字列を Element Locator と呼ぶ。
  • Element Locatorは「指定方法=値」という書式で記述
  • 指定方法を省略した場合、以下のように解釈される
    • documentで始まれば、dom
    • //で始まれば、xpath
    • それ以外のあ場合は、identifier
  • Element Locatorの指定方法
指定方法 説明
id 要素のid属性
name 要素のname属性
identifier 要素のid属性で指定。該当するものがなければname属性で指定
dom DOMで指定
xpath XPathで指定
link リンクの文字列で指定
css CSSセレクタで指定

テストの実行

  • 複数のテストケースを一括実行するためには、Selenium CoreまたはSelenium RCを使用する。
  • Selenium CoreやSelenium RCでテストケースを一括実行するためには「TestSuite」と呼ばれるHTMLファイルが必要。「TestSuite」はテストケースに対するリンクをまとめたファイル。
  • Seleniumu Core でテストを実行するためには、テスト対象のWEBサーバ上にSelenium Core と作成したテストケースをアップロードする必要がある。
  • テスト対象のサーバにSeleniumu Coreを配置したくない場合は、Selenium RC を使用する。
  • RCでテストスイートを実行する場合、以下のようにする:

java -jar selenium-server.jar -htmlSuite "*firefox" "http://localhost" "c:\foo\TestSuite.html" "c:\foo\result.html"

    • 引数の1番目はテストに使用するブラウザの指定、2番目はテスト対象サイトのURL、3番目はテストスイートのHTMLファイルのパス、4番目はテスト結果の出力先