The Inbox Makeover やるなら Becky よりも断然 Thunderbird
会社のPCを交換したのを機に、メーラをBeckyからThunderbirdに移行した。
ここ1年ほど、メールをタスクとして処理するために「The Inbox makeover」的な方法でメールを管理している(去年のエントリ)。Becky!では実際にメールを各ディレクトリに移動させる必要があるが、Thunderbird の「タグ」と「検索フォルダ」を使う方が簡単。
最近のメールチェック手順
1週間ほど使ってみたが、非常に快適。メールチェックはこんな感じ。
前提
- フォルダは、受信トレイ、送信トレイ、アーカイブの3つだけ。あとはすべて検索フォルダ。
- タグに対応した検索フォルダを用意しておく。
- このとき、送信トレイも検索対象に含めておくと便利。「ほかの人に何かを依頼した場合は、送信済のメールに Waiting のタグをつける」なんてことができるようになる。
メールチェック手順
- 受信したメールはすべて受信トレイへ(スパム以外の振り分けはしない)
- メールにざっと目を通して必要なものにタグ付け
- タグ付けは 1〜9 の数字キーで一発
- 目を通し終わったら、すべてのメールをアーカイブフォルダにコピー
- QuickMove Extensionをインストールすると、Ctrl+A(全選択)→Ctrl+0(移動)で簡単に移動できる
この時点で、とりあえず未読のメールがなくなって、対応すべきものと無視してよいものの仕分けが完了しているのが気持ちよい。
ここまでやってから、RespondとかActionのフォルダに戻って、メールを処理する。
「済」タグの活用
Thunderbirdでは、メールに複数のタグを設定することができる。そこで、Respond、Action、Waitingといったタグとは別に「済」というタグを定義して、作業が完了したものには「済」タグを追加するようにした。「Respond」を「済」に置き換えるのではなく、「Respond」+「済」になるのがポイント。
検索フォルダは「タグに Respond を含み、かつ 済 を含まない」と定義しているので、「済」タグを設定すると検索フォルダには表示されなくなる。しかし、アーカイブには「Respond」+「済」というタグが設定された状態で残っているので、あとから検索するときに便利。その日に何をしていたかの振り返りにも使える。欲を言えば、タグを設定した日付でのフィルタリングもできるとよいと思う。