やりたいこと”以外”のことができない環境で仕事する

仕事しやすい環境、集中しやすい環境というのは人それぞれだと思う。僕は仕事の内容・性質に応じて作業の場所を変えるようにしている。とある方が、クローズドなblogでオフィスの環境について書いていたので、僕の作業環境を紹介。

Three corners
CreativeCommons Attribution-NonCommercial-NoDerivs License, Frederic Poirot

だいたいこんな感じ:

(平日)

メールの処理とか雑務系
  • 自分の席で。客から電話もかかってくるので、基本は自分の席で。
  • 自分の席にいると、周りの会話が気になったり(自分にも関連する話題とか)、話しかけられたり、電話がかかってきたりで、集中できない(割り込みが多い)。
思考系の作業
  • 大きなデスクのあるミーティング用のブースに資料とノートPCとA3の紙と4色ボールペンを持って引きこもる。電話は持ち込まない。
  • まずは気になること、思いついたことをいったん紙に吐き出して、ひとめで参照できるようにする。マインドマップっぽい感じになることが多い。全体を把握するにはPCのディスプレイは解像度が低すぎる(ノートPCは情報の電子媒体の参照専用)。紙の資料はすぐに参照できるようにデスクいっぱいに広げる。
  • 情報を参照しつつ、ボールペンでぐりぐり書いていく。作りたい資料のシナリオとか、絵とか、キーワードとか。作りたいもののアウトラインが見えたらこのフェーズは終了。
  • できあがった手書きの資料をスキャンしてPDF化
アウトプットの作成
  • 自分の席で、音楽をききつつ作業する。デュアルディスプレイ環境で。メールは見ない。
  • 片方のディスプレイに資料を表示しつつ、もう片方のディスプレイでドキュメント作成。
  • 手書きの資料を清書していく。このフェーズでは試行錯誤しない(試行錯誤が必要なときは前のフェーズに戻る)。ここまでくるとただの「作業」なので多少の割り込みも許容できる(なので自分の席でできる)。ただ、周りが話しかけにくいようにiPodを装着(鈍感な人以外は話しかけてこない。)。

(休日)

本を読みたいとき
  • 電車の中、カフェ(ソファーだとなおよし)
  • メモを取る必要がある場合は電車はNG
イデアの整理したり、Blogを書いたりするとき
  • インターネットに接続できないカフェ(テーブル席)
  • このエントリもカフェで書いている

雑感

こうやってあらためて整理してみると、「やりたいこと”以外”のノイズを排除できる場所に移動する」というのがポイントだと思う。「やりたいこと以外のことができないような環境に移動する」という方が正確か。

人が多いとか、音がうるさいとかいうのはあまり問題ではない気がする。人が多くても、うるさくても、「自分とは関係ない人」「自分とは関係ない話題」であれば気にならない。単に音がうるさい場合は、ノイズキャンセリングヘッドフォンで対処。(僕はBoseQuietComfort3を使っている)

ただ、物理的に隣の人との距離が近すぎたり、若者が多い店だとやはりストレスがたまるので、店は選んでいる(だいだいいつも同じ店に居座ることになる)。居心地がいいせいか、同じようにノートPCに向かっている人が多い。

最近気づいたのだが、同じカフェでも座る席によって作業のはかどり方がちがう。ソファー席とテーブル席とカウンター席で、何がそんなに違うのだろうか??座る姿勢と作業の生産性には相関があるということか。

それにしても自宅がぜんぜん出てこない。もう少し快適にしたい。デスクが小さいのと椅子がしょぼいのが原因。買うか。デスクを買うか、ダイニングテーブルを買うかでいつも迷って、結局買えない。